2012年10月2日火曜日

2012/9/27のFunk 裏 Recommend

まいど。

更新が大幅に遅れてしまいました。
何やっとるねんとのぞきに来ていただいた方すいません。

いやはや、バタバタとした入稿作業が金曜くらいに終わってその後放心状態で、土曜日はカルロス・ガーネットさんのライヴを観に行ったり、日曜日は台風が来る前にと昼間からジョギングしたらその後疲れて寝てしまうなど、ぐったり度がハンパ無い感じでございました。

ところでカルロス・ガーネットさんを知らない人はこの曲でも聴いて脳内宇宙に小爆発でも起こしてください。



そういうわけで更新が10月1日になってしまった訳なのですが、10月1日は何の日だったかご存知でしょうか?
もったいぶらずに言いますが、10月1日は「てんかいっぴんの日」ですよ。


ラーメン界の極北に位置する暴力的なこってりラーメンで有名な天下一品チェーンさまをご存知でしょうか。
この日に天一でラーメン食べるとラーメン無料券が一枚もらえるというオレのような天一マニアにとっては一年に一度のパラダイスな訳です。
もうそう書いているハナからおなかがギューと鳴りますよね。

しかし天一HP見ててこってり大盛りが1125キロカロリーていうの知ってちょっと萎えました。
カップヌードル(364キロカロリー)の3個分ですよ。
ガリガリ君ソーダ味(70キロカロリー)16本分ですよ。
メガシャキ(42キロカロリー)26本分ですよ。
まあ比較しても仕方ないんですけど。

天一と言えばもうひとつ今日から発売の新商品なのがベビースターラーメンと天一がコラボしたこってり味のベビースターラーメンです。
またしても夢広がりますよね。
ベビースターとしてのプライドはどこ行ったんだと思いますよね。

しかしベビースターに天一「あっさり味」まで作る必要あったんでしょうか。
こってり味だけで良かった気がしますが、そもそも天一自体にあっさり味が存在する理由ってなんでしょうね。

それで、あっさり味を選ぶ状況というのを想像力を駆使して勝手に考えてみたんですけど、
①天一を良く知らずに入店した一見さんが何も知らずに頼む、
②友達や彼氏がこってり天一を食べたいというので付き合ったが実はこってりが苦手で頼む、
③外国人観光客、
④こってり一杯たいらげたあとの2杯目としてのあっさり、
⑤罰ゲーム、
というパターン以外は思いつきませんでした。

じっさい天一歴25年くらいになりますけど、「オレどうしても天一のあっさりが食べたい」という衝動に駆られる人とか、「5回に1回はあっさりも悪くない」という人がもしかしたら存在するのかも知れませんけど、いまだ聞いたことがありません。

だからもしそういう人がいたら申し訳ないんですけど、あっさりというのは天一が自らのこってりラーメンの異端さ、特殊さ、非常識さのようなものをじゅうぶん理解した上で、その極端さについて来れない人のことを考えてオファーした常識的なもの、もしくは思いやりのようなものであり、ひいてはラーメン屋としての世間的・常識的なバランスをかろうじてギリギリで支えているアンカーのようなもの、ではないかと思うわけです。

オレにとって天一に行ってこってりを食べないというのは、例えば温泉に出かけて行って風呂に入らないとか、おっぱいパブに行っておっぱいを触らないとかと同じくらい「何しに行ってんの」という話ではあるけれども、ではあの店にあっさりが存在しなかったとしたらそれはそれで硬派というか武闘派というか、あまりにも尖りすぎてるでしょう、という印象になるのではと思うのです。

だからあんまり注文されなくても存在意義があるのです。
むしろあっさりはこってりのカウンターカルチャーとして、こってりの偉大さを強調してさえいるのです。
常に比較対象が近くにあるほど特長が際立つというやつです。

あっさりの役割なめんなよ、という話です。



しかしながら生まれてこのかたあっさり味の天一を食べたことは無いですが。
天一マニアとしてはあっさりも経験しておかないと極めたことにならないと思い、今日は何があろうと絶対にあっさりを頼む、と強い心で臨んだことは何度もあるのですが、いざ注文になると「こってり大ネギ」という言葉しか出てきません。

あのどろどろスープと山盛りになった九条ネギの絶妙なハーモニーといったら!





ラーメンといえば、先週の熱視線ラーメンのことなんですけど、30点の醤油ラーメンを食べて以来もう店には入ってないんですけど、毎日前を通るのでそのたびに開け放しの入り口から中のほうを覗くんです。
けど、客が入っていた試しがありません。
店の中にはおっさん達が所在なげに立っているだけです。
客という対象を失ったおっさんたちの視線はこの宇宙の片隅でもはや熱視線ではなくなっているのです。

まあ味もそうなんですけど、ラーメン並が650円てちょっと人気店並に値段高いでしょうとか、メンマがソーセージ並に太すぎるでしょうとか、こんな狭い店で近くにおっさんがたくさんいるのに水はセルフサービスとかありえないでしょうとか、そもそもこんなへんぴな場所に店作るとか誰が言い出したとか、他にも突っ込みどころ満載なお店なのでまあ撤退も仕方ないかなと思うんですが、さすがに9月にオープンしたばかりなのでもう少しチラシ撒くとか割引券配るとか工夫して耐えろよと思うわけです。

ところでこの熱視線ラーメンのウリはどうやら自家製麺というところでありまして、狭い店の入り口にガラス張りの製麺ブースがあって、ボス的なおっさんが常にプロパガンダ的に麺を打っているという状態の店なんです。

おっさんが店先で麺を打っていますよ、作り立ての麺ですよ、というのが最大の客引きポイントなんです。

それで、店に客は相変わらずいないんですけど、店先の麺打ちはプロパガンダ的に続けないといけないので、ボス的なおっさんはパフォーマンスとしての麺打ちを営業している間は常にひたすら続けている訳です。
そうするとどう考えても店での麺の消費量と麺の生産量のバランスがおかしい訳であって、いったい毎日大量に残ってしまう生麺をどう処理しているのだろうとオレなんかは考えてしまうのです。


あの所在なげなおっさんたちが、かつてオレをあれほどの熱視線で見つめたおっさんたちが、毎日余り物の生麺を持って帰って家で茹でて食べて、こんなにウマいのにおかしいなぁとかつぶやいていると考えるのはかなり切ない感じなので、きっとあのラーメン屋は近所の同業店に生麺の卸みたいなこともやっていて、それで客があんまり来なくても小さな製麺所としてやっていけてるのだと考えるようにしています。


どうでもいいんですけど赤の他人に心配させるほどの無謀過ぎる商売というのはいかがなもんでしょうか。




無駄にダラダラといらんことを書いてしまいましたが、申し訳程度に今週のFunk 裏 Recommendの音源紹介をしておこうかという感じです。

最初はこんな曲から。
ストリート臭漂う垢抜けないファンクです。

The Ray Brown Orchestra - Pony (Arranged by J.J. Johnson)

あの真面目そうなJ.J.ジョンソンさんが「あー、ヴォーカルの君ね、歌詞はないけどパヤパヤって言っとけばいいから」とか言ってるのを想像するとオモロいですよね。

とんでもない動きをするベースに耳を奪われるんですけど、たぶんチャック・レイニーさんかキャロル・ケイさんのいずれかと思われます。
というのは同じ73年のクインシーのアルバム『You've Got It Bad Girl』がそのふたりとレイ・ブラウンがベースだから。
プロデュースも同じくクインシーとレイ・ブラウンの2人です。


以下の2曲はその仲良し2人のアレンジによる曲。
ナスティ・ファンク2連発という感じです。

The Ray Brown Orchestra - Coming and Going

The Ray Brown Orchestra - Fat Cat Strut

あの真面目そうなレイ・ブラウンさんが「あー、ヴォーカルの君ね、この曲は歌わなくていいから、ひたすらアエギ声でアヘアヘ言っといて」と言ってるのを想像すると萌えますよね。
ちょっと演技指導したりして。


クインシーさんのサントラ作で最高にイカしてるのは以下のブラックスプロイテーションとか。

Quincy Jones - They Call Me Mister Tibbs

邦題『続・夜の捜査線』です。
CDも出てますよ。


とうわけで、次週以降の展開を悩んでおりますが、いずれにせよサントラ特集は今週で終わりでございます。
つうかまだ原稿書いてねえ。

またBlogの方も頑張りますので。
また覗きにきてください。

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